沖縄の郷土菓子を熟練の職人の手により現代の味覚に合わせて美味しくアレンジ
さーたーあんだぎーとは沖縄で古くから親しまれている揚げ菓子の一種。沖縄の方言で、さーたーは「砂糖」、
あんだぎーは「油で揚げたもの」という意味で、その名の通り砂糖を使用した生地を丸めて揚げた、沖縄風揚げドーナツです。外はサクサク、中はしっとりした食感で、グラニュー糖で作られるプレーンタイプのさーたーあんだぎーと並んで人気の黒糖味。
今回黒糖屋から現代人の味覚にも合う食材の配合と製法で作られた手作り黒糖さーたーあんだぎーをご紹介いたします。
シンプルなお菓子だからこ、それぞれの食材と配合・製法に工夫がいっぱい
ドーナッツのような揚げ菓子なのに油っこさや、しつこさのない優しい美味しさ。その秘密を製造工程からご紹介いたします。リーズナブルな価格で美味しいさーたーあんだぎーを提供したい生産者の想いの詰まったお菓子です。
使用するのは多良間島産の100%ピュア黒糖。
新鮮な卵と植物油の中に多良間島産の100%ピュア黒糖とグラニュー糖を加えます。黒糖だけでは苦みや色、香りといった個性が強く表に出すぎてしまうためグラニュー糖で甘さを補いながらさらに糖蜜で味わいに深みを出します。
これが糖蜜。(ちなみに苦みが強くて甘くありません。)糖蜜のカラメルのような香りとコクが、出来上がったさーたーあんだぎーの『甘味』の中に奥深い美味しさを与えてくれます。
卵や黒糖類がしっかり混ぜ合わさったら強力粉・薄力粉・ベーキングパウダーを入れてさらにしっかり混ぜ合わせます。
しっとりとした生地のふくらみや、外側のサクサクしや食感を追求して粉類それぞれの割合が決まります。全体を手早くしっかり混ぜ合わせるのも職人の熟練の技であり、湿度の高い夏と乾燥るす冬でも配合を微妙に調節し、一年を通していつでも同じ美味しさを提供できるよう工夫しています。
最後に牛乳を加えしっかり混ぜ合わせたら冷蔵庫で一晩寝かせてます。ちなみにこの段階で粒の黒糖が残っているのも100%ピュア黒糖ならではの現象です。この黒糖の粒も揚げるうちに生地に馴染んで溶けてなくなります。
(ごくたまに、この黒糖の粒の跡が茶色い筋になって焼き上がりに残っています。)
冷蔵庫で一晩寝かせた後、再び常温に戻した黒糖さーたーあんだぎーの生地です。これを一気に揚げていきます。
低温で熱したなたね油が入った大きなシンメーナービ(沖縄の伝統的な調理用の鍋)の中に、ひとつひとつ生地を入れて一気に揚げていきます。
外サクサク、中しっとりのコントラストを左右する独自の温度調整。
最初は低温でゆっくり中まで火を通し、生地がふっくらと膨らみきれいな割れ目ができて中まで火が通ったところで温度を上げ外をサクサクに仕上げます。
余熱をとって梱包・ラベリングされて店頭に並びます。
揚げたての美味しさを再現するにはオーブントースターが最適!
食べたい分だけ焦がさないようにアルミホイルに包んで温め直してみてください。アルミホイルを開けた瞬間、黒糖さーたーあんだぎーの甘くどこか懐かしい香りとサクサクの食感がよみがえり最後の1個まで美味しくいただけます。
おやつや小腹が空いたときの軽食にぴったり
なたね油でカラッと揚げていますので、しつこくなくついつい2個3個と食べてしまう美味しさです。シンプルな素材で作られた優しい味わいですのでお子様からお年寄りまで幅広い層の方に喜んでいただけ、おやつやお茶のお供にも最適です。ほのかな黒糖の風味とサクサク、しっとりな食感のコントラストをぜひ一度お試しください。
※商品ご到着後は、なるべくお早めにお召し上がりください。