その味わいの良さで根強い人気の
希少品種?太茎種?から作られた
龍郷町生まれの100%ピュア黒糖!
西郷松本舗
じいちゅんが
色 |
★ |
固さ |
★ |
甘さ |
★★★★ |
苦み |
|
香り |
★★★★ |
W140×H160×D25mm
1,000円
100g(120g)
栽培困難でデリケートな希少種、「太茎種」。
しかし、そのきび汁の味わいの良さは格別!
太茎種(タイケイシュ)とは戦前の日本に普及したさとうきびの品種で、その名の通り茎が太くて長く、一節一節が短くて多いことが特徴です。
現在多く普及する品種改良されたさとうきびに比べ、台風や強風に弱く天候の影響を受けやすいこと、水分量が多く糖度が低めなため、黒糖作りとしては効率が悪いこと、収穫後の株再生力が劣ること等の弱点があり、今ではすっかり希少種になってしまいました。
育てることが難しくデリケートな品種で、奄美大島の一部の地域でのみ栽培されているさとうきびですが、そのきび汁の味わいの良さは格別で、高品質黒糖の原料としての適性が高く、今でも黒糖ファンからは根強い人気を保っています。
奄美大島の大地で栽培の太茎種から作られた
まろやかで上品な美味しさの100%ピュア黒糖
鹿児島県大島郡龍郷町(たつごうちょう)は、奄美大島の北部にあり、東シナ海と太平洋の両方の海に面し、中央に山々を抱える地形豊かな町です。伝統産業大島紬の代表的な柄「龍郷柄」、「秋名バラ」発祥の町でもあり、何を隠そう西郷松本舗の代表、岩崎さんもかつては大島紬の生産者でしたが、現役引退後、所有する農地に知人から譲り受けた太茎種を栽培し、その3年後成長した太茎種を収穫し本格的に黒糖作りをスタートさせた生産者の一人です。
代表の岩崎さんのプロフィールもすごいのですが、会社名「西郷松本舗」の由来もまた興味深く、岩崎さん宅の敷地内には、幕末に幕府の追及を逃れるため菊池源吾と変名した西郷隆盛を乗せた船がとも綱を結んだ松の木、『西郷松』が生えていたそう。(樹齢100年を超える大木だったそうですが、残念ながら2011年に「立ち枯れ」のため現在は伐採されています。)
そんな歴史と伝統産業に由来する地で個性たっぷりの100%ピュア黒糖『じい(爺)ちゅんが』は製造されています。
袋を開けると、優しい黒糖独特の香りの中に、ほのかにさつまいものような甘い香りも感じられます。
特徴的なのはその色。キャラメル色の約2cm角の黒糖は、見た目通りコクのあるまろやかな甘さであっさりしたキャラメルのような美味しさ。
細かな粒子が口の中でゆっくり溶けて、ミルキーな甘さとほのかな塩味、えぐ味や苦味のない上品な黒糖の風味が広がります。
太茎種から作られる黒糖には根強いファンが多くいますが、この一粒を食べるとやはりその人気に納得できます。
コツコツやさしく丁寧に。
希少品種、太茎種から美味黒糖?じい(爺)ちゅんが?ができるまで
成長期の雑草取りも収穫時のきび刈りも全て手作業
「子どもの頃にかじっていたさとうきび(太茎種)の美味しさを黒糖としてまた味わいたかったから」生産者の岩崎晴海さんは、その美味しさを追求するためなら生産効率の悪さは苦にもならないといった柔らかな口調でおっしゃいました。
今年は天候にも恵まれ、大きな台風被害もなく太く立派に育ったさとうきびは、大きいもので2メートルを超えます。
岩崎さんは葉を落として刈りながら1 本を3等分くらいの長さに切り分けていきます。
岩崎さんのさとうきび畑。約20ヘクタールある畑にはすくすく元気に育ったさとうきび(太茎種)畑と、手前にはパイナップル畑が広がります。
さらに手前の見えるさとうきびの葉や搾りカス(バガス)は堆肥となって土にかえります。
刈り取ったさとうきびを手作りの洗い場で水に浸して泥やアクなどの汚れを浮き上がらせ、さらに1本ずつ流水できれいに洗っていきます。
黒糖づくりもすべて手仕事。すばやく、でも丁寧に作られていきます。
さとうきびを1本ずつ圧搾機にかけてきび汁をしっかり搾ります。
きび汁を漉して、専用の釜に入れアクを取りながらバーナーで一気に煮詰めていきます。この段階ではまださらさらの液状です。
石灰を入れてさらにアクを取りながら煮詰めていき、ある程度煮詰まってきたらガス火に変えて火力を落とします。
しっかり水分をとばし、煮詰まったら火からおろし、硬い木から作った専用の攪拌棒で空気を含ませながら攪拌していきます。青みのあったきび汁が、この段階ではすっかり美味しそうなキャラメル色に。
最後に専用バットに流し入れ、固まらないうちにすぐに切り込みスジを入れます。
食べやすい大きさにハサミでカットし、袋詰めして完成です。
黒糖作りは時間との勝負。朝の6~7時から搾汁を始めて約3時間後には黒糖が出来上がり、冷まして袋詰めされていきます。
通常、20ℓのきび汁から3~4?の黒糖ができるそうですが、水分量の多い太茎種のきび汁からはその約半分の2?の黒糖しかできないそうです。
それでも太茎種から作られる黒糖は格別に美味しいのだからしょうがないといった調子で岩崎さんは終始朗らかに私たちの質問に答えてくださいました。
ちなみに商品名の?じい(爺)ちゅんが?とは、お孫さんがつけたそうで、奄美の方言で「おじいちゃんという人が」という意味だそうです。
安全で立派なさとうきび(太茎種)を育てて、そこから美味しい黒糖を作る。
商品名に岩崎さんの食や食べてもらう人に対する思いのすべてが詰まっており、この100%ピュア黒糖?じい(爺)ちゅんが?は、岩崎さんそのものなのでしょうね。
ただ「甘い」だけじゃない。
太茎種のきび汁の旨味が詰まった100%ピュア黒糖は
美味しいからこそダイレクトにその味わいをお楽しみください。
まるでさっぱりしたキャラメルのようなミルキーな美味しさは、口に入れてからゆっくり溶けて消えてなくなる最後までしっかりその美味しさを楽しんでいただけますので、おやつやお茶請けとしてお召し上がりください。
太茎種の美味しさが凝縮した絶品黒糖?じい(爺)ちゅんが?をぜひどうぞ!
最後の一粒まで美味しくお召し上がりいただくために。
保存料などは一切使用しておりませんので高温多湿になりますとカビが発生する恐れがあります。最後の一粒まで美味しくお召し上がりいただくために開封後は冷蔵庫にて保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。