ふとり農園純黒糖［170g］

新糖の時期だけの期間限定で黒糖屋初登場！成長の最終段階に入り仕上がったさとうきびを丁寧に手刈り・薪炊きでじっくり煮詰めた徳之島の『ふとり農園』さんが作る100%ピュア黒糖。

ふとり農園純黒糖

色	★
固さ	★★★★★
甘さ	★★★
苦み	★
香り	★★★★★

自家農園で栽培されたさとうきびを手刈り・薪炊きで丁寧に製造した徳之島・『ふとり農園』さんの100%ピュア黒糖を初入荷しました！この季節だけのお楽しみ！出来たての新糖の美味しさをお届けします。

「そもそも新糖ってなに？」

そんな疑問を持たれたお客様にちょっとだけ。

それは読んで字のごとく、その年に収穫されたさとうきびを使用して作る出来たてホヤホヤの黒糖の事です。封を開けた瞬間に広がる爽やかな香りが多くの人を魅了します。

ふとり農園さんでも、例年寒さが始まりさとうきびの糖度が上がる11月から翌年の3月までの期間限定でこの100%ピュア黒糖が製造されています。

奄美群島最大の耕地面積を有する、緑豊かな徳之島でのびのび育ったさとうきびから作られた100%ピュア黒糖。

徳之島は、鹿児島県大島郡に属する南西諸島の奄美群島のほぼ中央にある離島の1つ。天然の海蝕洞や波食によって生じた海蝕台等の独特な景観が見られ、固有動植物の宝庫としても有名です。2021年には動植物の多様性が認められ奄美大島、沖縄島北部及び西表島と共に世界自然遺産に登録された自然豊かな美しい島。

気候は沖縄諸島と同じく亜熱帯性気候に属し、年間の平均気温は21.9℃と1年を通して暖かいことも特徴です。

そんな緑が多く暖かな徳之島町花徳のふとり農園さんのもとでこの100%ピュア黒糖は作られています。

糖度・栄養面でピークを迎えたさとうきびが収穫されていきます。

ふとり農園さんのさとうきびは「農林22号」という品種で、細長くて成長が早く、糖度が高いことが特徴だと言われています。

植えつけられたさとうきびは、夏の暑い日差しや台風による激しい風雨に耐えながら収穫まで時を待ちます。

そして厳しい環境の中でも大地にしっかりと根を張り、幹に栄養を蓄え、冬の寒さが訪れるころに成長の最終段階に入り糖度を上げて収穫の時を迎えます。

糖度の高さや、栄養面でピークを迎えたさとうきびから作られる自家農園の黒糖ですので、販売している期間が限られてしまいます。

丁寧に手刈りしていくことで雑味・エグ味のないさとうきび本来の美味しさが引き出されます。

ふとり農園さんでは全てのさとうきびを丁寧に手刈りしていきます。機械を使わず一本一本丁寧に手刈りし、きびに傷や余分な土をつけずに収穫していくことで、雑味・エグ味のないスッキリしたさとうきび本来の味わいを生み出しています。

苦味や青臭さが一切ない美味しさの秘密はちょっと贅沢な絞り方にありました。

ふとり農園さんの100%ピュア黒糖の味の大きな特徴としてクセのない甘さと苦味の無さが上げられます。その上品な甘さの訳は絞り方にもあるようです。

せっかくここまで育てたさとうきびを一本一本手刈りして、本来なら最後の一滴までしっかり絞り切りたくなるのでしょうが、苦味や雑味を出さないために、あえて強く絞りきらないようにしているのだそう。

さとうきびの甘い美味しさだけを引き出すことでシンプルな黒糖本来の味を楽しんでいただきたいという生産者の誠意と優しさの表れですね。

専用鍋に絞り汁を入れ、薪炊きで煮詰めていきます。

ふとり農園さんの黒糖作りの朝は早く、早朝4時から薪炊きがスタートします。

地元の材木屋さんから譲り受けた廃材を有効利用してステンレスの専用鍋で煮詰めていきます。

まずは搾汁したさとうきびの絞り汁のpH値を測り、その日入れる石灰の量をここで決めていきます。（この時期のさとうきびは糖度が日に日に上がっていくので黒糖として固めるために必要な石灰の量も少なくなっていくのだそうです。）

高温になりすぎないよう、温度管理をしっかりしながら丁寧に煮詰めることで色白でスッキリした甘さの黒糖が生まれます。

黒糖作りは時間との勝負。薪の強い火力で一気に煮詰めることが美味しい黒糖作りの秘訣と言いますが、ある程度水分が飛んだら温度が上がりすぎないよう細かく温度計で確認しながら最後の煮詰め作業をしていきます。

黒糖作りは体力を使う重労働ですが、焦らず慎重に最後の煮詰め作業を進めます。

ふとり農園さんの黒糖の大きな特徴として色の白さ（こげ茶色ではなく、どちらかというとキャラメル色）にありますが、ここで火力を上げすぎないことが苦味のない色白の黒糖に繋がっているのだそうです。

温度が上がりすぎないように気を配りながらしっかり水分を飛ばしてトロトロになったさとうきびの煮汁を、T字型で空気をしっかり含ませるよう工夫された手作りの木製攪拌棒で手早く攪拌させていきます。

専用バットで食べやすい厚さに広げ、約1時間冷まし固めていきます。

バットの中で薄く平たく伸ばし板状になった黒糖を、15～20mmの角状に専用のハサミを使って手作業でカットしていきます。

湿気が大敵の100%ピュア黒糖は丸二日かけて専用棚でしっかり乾燥させます。

高温・多湿に弱く、添加物の一切入っていない100%ピュア黒糖ですので、ふとり農園さんでは梱包前の最終段階で専用棚に平たく並べ、３台の除湿機で丸二日かけてしっかり乾燥させていきます。丁寧な煮詰め作業と徹底した乾燥工程で光の反射でキラキラした結晶が見える粒黒糖が完成します。

お客様の手に届いた後もなるべく最後の一粒までその食感と美味しさを楽しんでもらいたいという、ふとり農園さんの細やかな配慮のあらわれですね。

甘くまろやかな香りを満喫できるのも新糖の楽しみの一つです。

封を開けたらまずはそのまろやかでどこか懐かしい甘い香りを吸い込んでみてください。「煮詰めて出来たての黒糖ってきっとこんな香りなんだろうなぁ」と、思わず想像してしまうほど新鮮な香りを満喫できるのも新糖ならではの楽しみの一つです。

優しい甘さとは裏腹にシャリシャリした独特な食感が個性的な100%ピュア黒糖は飽きのこない美味しさ。

1.5～2cm角の小さな粒を一口頬張ると、優しく上品な甘さが口の中でゆっくり溶けて広がります。そして次第にザラっとした粒子がシャリシャリと砕けて消えていきます。

他の黒糖とはちょっと違った独特のシャリシャリ感とあっさりした甘さは飽きのこない美味しさ。

普段黒糖を食べ慣れていない方や、甘い物をあまり召し上がらない方にもぜひお試しいただきたい一品です。

苦味や塩味もなく、主張しすぎない優しい甘さの黒糖は、新茶や紅茶など香りを楽しみたい飲み物との相性も抜群です。

色白で苦味や塩味などのクセのないシンプルな優しい甘さのふとり農園さんの100%ピュア黒糖は、お茶請けはもちろん、コーヒーや紅茶に入れる甘味料にも最適です。

単に甘いだけではない、黒糖独自の豊富な栄養はそのままで手軽に好きな飲み物の香りや味わいの邪魔をせずにいただける最高に贅沢な天然甘味料にもなります。

この冬、黒糖屋から初めてお届けする徳之島産の新糖、『ふとり農園純黒糖』をぜひ一度お試しください！

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