こんにちは!最近、先島近海のサンゴ礁の白化現象が深刻で原因の一つとして海水温の上昇が考えられています。沖縄は台風の通り道であり、この台風によって海水がかき混ぜられ水温の上昇が緩和されると言われています。サンゴにとっては台風も一概に迷惑な存在でもないのです(>_<)さて…話は変わって多良間島のお話しをしたいと思います。
多良間島(タラマジマ)
人口約1,200名、沖縄本島から南西約300㎞、宮古島と石垣島のほぼ中間に位置し楕円形の形をした島でから宮古島からフェリーで約2時間、沖縄本島から飛行機(宮古島経由)で約1時間10分。主な産業は農業でサトウキビ、野菜、葉タバコなどの農業で近年では畜産業(肉用牛の生産)も行われています。
また同じ多良間村で北に8㎞離れたところに「水納島」があります。多良間島同様、周辺をサンゴに囲まれており近隣の海域にはウミガメが多く生息していてダイビングスポットとしても知られています。
琉球石灰岩からなる平坦な土壌をした多良間島は黒糖の原料であるサトウキビの栽培に適しており、単位面積当たりの収穫量は沖縄県内でも最も多く収穫されています。
多良間島の伝統
多良間島を語るうえで外せないのが、国の重要無形民俗文化財に指定されている豊年祭「八月踊り」です(パッケージに描かれています)。旧暦の8月8、9、10日に行われており今年は9月の8、9、10日に当たりますね(^^)
日程としては8日仲筋正日→9日塩川正日→10日別れの日になります。8日の午前中から通しで連日民族踊りや古典踊り、組踊りなどが披露されます。現在の主体は女性の手踊りになっていますが昔は男性のみの演舞でした。(女形も演じます)衣装はとても鮮やかで厳かな雰囲気に伝統の重みを感じます(>_<)
多良間島の黒糖
さて、肝心な黒糖データですが、多良間島内のサトウキビ畑はほとんどが島の中央に存在します。(製糖工場は割と海側にあります)そのため潮風が味に影響することが少なく、多良間産の黒糖の大きな特徴であるコクのある甘さが強く出ています。黒糖特有のクセ(塩気や苦み)が少なくお子様や黒糖のクセが苦手な方にはオススメです。
料理に用いる場合はお菓子系に使うと良いでしょう(^^)
沖縄のお菓子で「さーたーあんだぎー」や「ムーチー(月桃の葉でくるんだお餅)」、ほかにもケーキや蒸しパンなど甘いお菓子にはピッタリな黒糖です。
最後に…
いかがでしたでしょうか?豊年祭の八月踊りは個人的にすごく見てみたいです!!独特なお祭りでその土地の文化を肌で感じてみたいものです…涼しくなったら離島めぐりしたいな~(*´▽`*)
以上で「多良間島」のお話しは終わります!明日は「小浜島」の黒糖をリサーチしたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございます!
8島の黒糖の味については、リンク先の記事でご確認ください。