こんにちは!沖縄も少しだけ寒くなりました。しかしまだまだ冬感は出てませんね...街並みはクリスマス&年越しムードが漂っております。気温だけがついてきませんな。
本日は前回の続き!先月行われた「離島フェア2016」の体験レポートを書きたいと思います。前回「ついに見つけた!!」と言いましたが、それは...屋外特設ステージ付近の端の方に構えられたブースにそれはありました。
この記事の目次
親子黒糖作り体験!!
念願の黒糖作り体験...黒糖屋さんに勤めて黒糖の事を知ろうと色々調べてきましたがこれだけはどうしても安易に出来なかったのです。実際に製糖工場に出向き、見学をお願いすることができるのか...小学校の時にもっと真剣に工場見学しとくんだった...と思っていた矢先に見つけました(^^♪!!
「沖縄県黒砂糖共同組合」が主催する体験ブースで黒糖が作れるという物でした。迷わず参加を申し込みいざ体験することに。しかし!まず確認...うちの息子は1歳とちょっとです。そんな息子がやれることは特にないと思うのですが、何より母が!やりたいのです!!
係の方に黒糖を作りたい熱意と「絶対に邪魔しません」と宣言しお願いしました(笑)係の方は「いえいえ、全然大丈夫ですよ(^^)」と優しく承諾して頂き参加料500円で早速申込ました。(親子で500円でかなりお得☆)
高ぶる気持ちをおさえながら、子供に交じって係のお兄さんの話を真剣に聞く妻...旦那の目にはどう映ったのでしょうか?(笑)
いざ、黒糖づくり開始!!
まずは黒糖づくりの手順を軽く説明され、その後に実際にサトウキビを絞る作業から始まります。(今回使用したサトウキビは本島南部の具志頭でとれたものです)専用の圧搾機でガァーっと絞ります。別口から搾り汁が出てくるのですがここで味見!!この時点の搾り汁は、ほんのり甘く少しアクの強い印象でした。
これは絞った後のサトウキビ…
サトウキビ自体は背の高い植物で茎の方がしっかりしていてここを絞るのですが、圧搾機にかけるとキビは繊維質だけになりペラッペラのカッスカスになります。絞った汁はこして不純物を取り除きます。(小さな繊維やカスをネットで取り除きます)
搾り汁をコトコト煮詰めます!!
その工程を終えた搾り汁をガス釜にいれ加熱。しばらくするとアクが出るのですくい取ります。その後石灰乳を投入します。石灰乳の分量はその時のサトウキビの糖度や状態によって変えるようで、PH7.0~7.2(中性)に調整します。
さらにナベ内にある搾り汁を混ぜかくはんし、煮詰めながらアクを取り除きます。この時点で他の参加者である子ども達は飽きだしました(笑)時間はかかるし、こまめに混ぜ、アクを取るだけの作業なので無理もない...一方私は「(・_・D フムフム…」状態で写メを取りながら真剣に聞いておりました。子どもに比べて私は優等生でしたな(笑)
まだまだ煮詰めます!コトコトコト…
加熱する中で次第に大きな泡が出てきます。この泡が全体に広がり、細かくプクプクとした滑らかな泡になると弱火に。この時に焦げ付かないようさらに混ぜます。この工程を終えると搾り汁は大分トロトロになり粘度が増しています。
コトコト終了!でもまだ混ぜる!?
上記の状態になると火を止め、混ぜながら冷やしていきます。(ここで混ぜないと水あめの状態のままになります)しばらく混ぜると鍋のふちに付いた糖液が固まりだします。混ぜて混ぜてある程度冷やされた糖液はトロトロの状態の内にサラダ油を塗った容器に流し込み固めて出来上がりです!!
待機中に...
冷やして固まるのを待つ間に混ぜなかった方の鍋の水あめ状の糖液を頂きました。透き通った綺麗な茶色をした糖液はほんのり温かくしっかり甘く美味しかったです(*´▽`*)これはこれでアリですね!
工程の途中で飽きだした子供達はここで復活します(笑)試食はみんな大好き!おかわりを要求した時には笑いました(笑)
完成品はこちら!!
冷やして固めた状態です!これをカットし完成です!
お兄さん頑張れ~(*´▽`*)
本当はビニール袋に入れただけ!という感じでお土産として貰いましたが、湿気などが気になったので100均で購入したプラスチック製のフタ付きの入れ物に乾燥材(これも100均で購入可)を入れて長期的に使えるようにしました!
今回作った黒糖は少し塩気のある甘さ控えめで、スッキリとした味の黒糖でしたので細かく砕けば様々な料理に使用できますし、もちろんそのまま食べるにも適しています。量が量なので活用法を考えるだけでテンションが上がっちゃいますね☆(笑)
まとめ
今回初めて黒糖作りを体験させて頂き、普段何気なく食べている黒糖は、たくさんの手間と時間がかかって作られているものなのだと実感しました。先人の方々は独自にこの製造方法を模索して作っていったのだと思うと感動ものです( ;∀;)
黒糖に携わるうえで大変興味があったので、無理をいって参加させて頂きましたがとても良い経験が出来ました。チャララタッタッター♬新人アーリーのレベルが1上がった(`・ω・´)って感じですね(笑)
あまりに熱心に聞きすぎたせいか、担当のおじさんに「自分で作って販売する気か?」と聞かれました(笑)「それも良いですねっ(*´▽`*)!!」と思いつつ「黒糖好きなんです~」と言っておきました。
ちなみに今でもこの昔ながらの製法で作っているのは「粟国島」産の黒糖になります。良い意味で頑固な職人的製法を駆使した黒糖を食してみるのもいいのではないでしょうか?
ご挨拶(^^♪
さて、私が今年ブログを書くのは今回で最後になります。月に2~3回ちょこちょこ現れたアーリーのブログを読んで頂きありがとうございます。読者の皆様、今年一年大変お世話になりました。
拙い文章ではありますが皆様のコメント、☆が励みになり今年も頑張ることが出来ました。大げさではなく本当に感謝しております<m(__)m>
また来年も皆様の元に黒糖情報を元気にお届けできる事を願い今年の締めとさせて頂きます。来年もよろしくお願いします!!良いお年を(*´▽`*)!!新人スタッフのアーリーでした☆彡
コメント
黒糖を作る…楽しそうだけど、大変な作業ですね。感謝していただかなくちゃ (*´▽`*)
id:cranberryca ほんとうにその通りですよね(^^)コメントありがとうございます。
こんにちわ。
ほんとうにありがとうございました。
こっちこそよろしくお願いします。
画像を見ているだけで、思わず手を伸ばしてしまいます。