沖縄も落葉樹が冬の仕度を始める頃となりました。
いつもは暑い沖縄のイメージから一変して冬の彩りがちょうど心地良く感じられる季節です。
師走というように、目の前には、年の瀬がどんどん近づいてくる慌ただしさを実感しています。ちょっと一息ついて私、マミーおばちゃまもこの一年を振り返れば、黒糖という良質な天然素材をもっとお台所に定着させていただきたいという想いで奮闘し、飛び回った一年でした。
仕事、子育てと慌ただしく過ごす時期を経て、今現在も充実した日々を過ごしながらあらためて自分のこと、そして家族や次の世代の健康が気になる年頃になり、自己免疫力を高めて、病原菌を寄せ付けない身体をつくるにはどうしたら良いのかと考えたとき、食べることとその食材に感心が湧くようになりました。
それから食育をしっかり見直し、普段の食事の中で実行していくことを強く意識するようになってその感心は尽きることなく、興味のあるもの（発酵食品作り）や、生産者の誠実さが伝わる食材（美味しさにもこだわった食材）などを積極的にわが家の食卓に取り入れ、今年も過ごしたように思います。
この記事の目次
“医食同源”〝一物全体〟〝身土不二〟を意識した食生活を実践！
人間は365日×3回の食事を日々とっているのですから、このブログでも提言しているように
“医食同源”（いしょくどうげん）〜日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防しようとする考え方〜、
〝一物全体〟（いちぶつぜんたい）〜穀物を精白しない、野菜の皮をむかずに使う、小魚を丸ごと食べるなど食物全体をいただくことが滋養になるという食養で使われる言葉〜、
〝身土不二〟（しんどふじ）〜人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。 その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方〜
の3つの言葉を自分のフィルターに通しながら旬の食材や地元の食材、全国の生産者直送の調味料などを選び健康を意識するという基本に徹するようになり、その好奇心は年々膨らむばかりで尽きることはありません。
そもそも甘いものには目がない私でしたが、食育を意識するようになって“黒糖”と出会ったお蔭でこれまでは味覚としての「甘味」の違いに無頓着だった自分が、甘さの中にも自然体であるナチュラルな黒糖の甘さのバリエーションの多さに驚き、その成分が身体に良いことに気付き、先に述べた３つの言葉（“医食同源”〝一物全体〟〝身土不二〟）を意識するきっかけとなってくれました。
一旦意識しはじめると日頃の生活のなかでも、先人たちの日常はどうだったのだろうと考えるようになり、昔ながらの郷土料理やその由来を調べたり聞いたりしてみると、そこには黒糖の持つ良質なミネラル成分も大きく関係しているものも多いなぁと気付き、ますます魅了されてしまいます。
物が溢れる現代だからこそ食材選びと調理には学びや気付きがたくさんあります。
同時に高度経済成長期以降の大量生産、大量消費、便利さ優先の食品添加物が人体へ及ぼす影響にふれたニュースや記事を目にするたびに胸が痛み、どこに向けるともつかない怒りもおぼえます。
嘆いていても仕方ありませんので、まずは自分のできるところから、選別して、工夫し楽しみながら食すること、そして自分自身が感じたことや気付いたことを身近な人に伝えながらみんなで美味しいものを美味しくいただくことを日々実践していきたいと思います。
自分自身の変化や季節の移り変わりの中で常に『今が旬！』。
来年もこのブログで黒糖を使ったお菓子やお料理、手作りドリンクや美容法などいろいろなことにチャレンジしながら掲載してゆきたいと思っています。
そして今年もマミーおばちゃまやスタッフのうんちくを読んでいただき、ありがとうございました。来年も、好奇心の趣くままに楽しいブログを発信してゆきますので末永く、素敵なおつきあい、よろしくお願いいたします。
2018年も皆様にとって増々お健やかで笑い溢れる一年でありますように！
いつまでも元気いっぱい『今が旬！』のマミーおばちゃまでした。
