沖縄は梅雨も明け、いよいよ本格的な夏がやってきます。
とはいえ、うだるような暑さの中でぐったりなんてしていられません!
今回はこの季節にぴったりのミネラル豊富な冷たいデザートをご紹介しますね。
酢の物としていただくことの多いもずくがさっぱりヘルシーなデザートに
沖縄の特産物のひとつもずく。
普段は酢の物や天ぷらとしていただくことの多いもずくですが、今回は少し趣向を変えて
冷たくて美味しいデザート『黒糖もずく葛ようかん』をご紹介いたします。
食欲の落ちる暑い夏の日でもツルンといただけるさっぱりしたやさしい味わいのデザートです。
もずくパワーで基礎代謝を上げながら栄養補給
低カロリーでカルシウムや鉄分といったミネラル豊富なもずくは、腸内環境を整える食物繊維も多く含んでいます。
特に注目されている食物繊維の一種に〝フコイダン〟というぬめりの元となる成分があり、このフコイダンが人の免疫力を高める効果があることは有名です。
その他にもコラーゲンの生成に必要な〝ビタミンC〟や、〝アラキドン酸〟という子どもの脳や身体の発達に必要な必須脂肪酸が含まれています。
『黒糖もずく葛ようかん』は便秘解消やアンチエイジングも期待できるもずくを手軽に美味しくたべてきれいになれるヘルシーレシピです。お年寄りからお子様、そして何より女性にうれしいヘルシーな夏のおやつをぜひどうぞ!
材料
【A】
水:300ml
もずく:150g
粉黒糖:50~70g
葛粉:50g
パイナップル(缶詰でもOKです):適量
塩:少々
〈下準備〉
もずくは洗って塩気を取り除き、食べやすい長さに切っておきます。
パイナップルは1cm角くらいに切っておきます。
1.鍋にAの材料を入れて木べらで良く混ぜ粉黒糖・葛粉を溶かしておきます。
2.全体が混ぜ合わさったら1の鍋を中火にかけてさらに混ぜ続け(3〜4分)、鍋がグツグツいいはじめたら塩を入れます。
3.とろみが出て、不透明な葛粉が透明になったら更に5分程混ぜ、木べらですくってみてぼったっと落ちるくらいとろみがついたら火を消します。
※ここで味見をして甘さが足りないようでしたら黒糖を追加してお好みの甘さに調節してください。
ポイント!
特に後半は鍋はだに焦げが出ないように鍋底からしっかりすくいながらひたすら混ぜ続けてください。
4.火から降ろし角切りにしたパイナップルを入れます。
5.一旦水にくぐらせた器に4を流し入れて、上からラップを巻き、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固めるます。
6.固まったら冷蔵庫から取り出し、爪楊枝で型のふちをなぞりながら外し、型の上にお皿をのせしっかり手で固定して、お皿ごと水平に180度回転させ型から移し盛りつけます。
鍋に材料を入れて火にかけるだけの簡単なデザートですが、火にかけてとろみが出るまでの約7分〜10分、そばに付きっきりで木べらで混ぜ続けることがダマをつくらず滑らかな食感を出すカギです。
焦がさないようにゆっくり優しくまぜればあら簡単!
黒糖もずく葛ようかんの出来上がりで〜す!
そのままでも美味しいのですがトッピングに黒糖きな粉をふりかけても美味しいですよ。
ちょっと洋風に楽しみたい時はトマトやハーブをのせるだけで彩りも華やかなデザートになります。
海からのもずく、大地からの黒糖、これまた大地の根っこから葛 (今回は吉野の本葛を使いました)、すべてが良質なミネラルを含んでいます!
今回は色味の華やかさを引き立ててくれるパイナップルを加えて、果物の食感と、優しい甘さでなめらかなのどごしを楽しめるレシピにしてみました。
ますます暑さが厳しくなるこの季節、さっぱりした食材にミネラル溢れるデザートは、夏バテ予防にもいいですよ!
みなさまもどうぞ暑さに負けない身体に嬉しい食生活をお楽しみください。