先日、お友達からお土産で頂いた桃の節句の和菓子。
優しい桃色の箱、桜の花のイラストをあしらった白い和紙。驚くことに本物の桃のつぼみをつけた枝が添えられ、粋なパッケージに心踊る私がいました。
3月3日は「桃の節句」。昔から女の子のいる家庭ではこの日にひな人形を飾り無事に健康で優しい女性に育ちますようにと子どもの無病息災を願ったといわれています。ちなみに桃には魔除けの力があると言われていたそうです。
逸る気持ちをおさえて包みを開くと薄い和紙の包みの中から真っ白なお餅とオリーブオイル。
なにか今までに味わったことの無い感動がありそうなこの組み合わせに心がウキウキ。
さっそくまあるいおもちをお皿に盛り、添えられていたオリーブオイルをひとたらし。
美味しそうな桃の節句の御福分けに思わず笑顔がこぼれます。
竹グシでおもちを割るとオリーブオイルが流れる中には桜色の餡が顔をのぞかせています。
食べてみるとオリーブオイルの新緑のような爽やかな香りとお餅の上品な甘さ、柔らかな食感と初めて味わう不思議なハーモニーに感動!
次の日さっそく、お店のスタッフや女性陣でキャーキャー言いながらみんなでこの和菓子の美味しさに舌鼓を打ちました。
いつもは日々の生活に流されていますが、節目の行事にふと足を止めたとき、自分やまわりに対して忘れかけた気付きがあり、63歳のマミーおばちゃまを優しい気持ちにしてくれるのです。
日本には暦にそった行事が多いですがその行事のひとつひとつに意味があり、その行事に関わることで日常、ハレとケの節目がふと心を和ませ優しくなれます。イイネ!
当たり前の年中行事、有りがたい年中行事にバンザイ。日本の文化、そこに流れている行事の根っこの意味を知ること、またそれを子や孫に伝えていくのも大切なことだと思いました。
友人からの季節の贈り物に感謝!!