台風1号の影響でしょうか。蒸せるような暑さと急な土砂降りで気圧の変化と
日常の慌ただしさにちょっとぐったりしてきている今日この頃。
こんなときにささっと作ってストックしておくのが“黒糖梅水”です。
毎年楽しみにして取り寄せている果肉が厚くてやわらかな紀州の南高梅と、さらっと
した上品な甘さの加計呂麻産の黒糖、少ない素材でシンプルに作るものこそ、できる
だけ生産者の想いを感じるおいしい素材にこだわって作ります。
『黒糖梅水』
【調理時間】2分
【材 料】
水(ペットボトル入り)・・・500ml
梅干し・・・・・大1粒(中なら2粒)
粉黒糖(又は粒黒糖)・・・大さじ2
↑梅干しはなるべく実が厚くて柔らかいもの、黒糖は苦みが弱く甘さの強い黒糖が
おすすめです。
作り方
1.
ペットボトルから1/4の水を片手鍋に入れ、黒糖を入れて火にかけます。
沸騰したらすぐ火を止めます。(このとき鍋を軽く回して黒糖をとかしてください。)
2.
梅干しは種をとって梅肉を包丁でたたくように細かく切ります。
ポイント!
このとき手でちぎったり、スプーンでつぶしたりしても梅肉のかたまりが残るので
ここはしっかり包丁でたたいてください。
3.
ペットボトルに②を入れてふたをしめてシェイクします。
そのあとに①を入れてブレンド完了、出来上がり!
梅と黒糖、ダブルの効果で身体の中からきれいに、美肌効果も期待
できます!
アルカリ性食品の梅には現代人の食生活で酸性に傾く弊害を中和させてくれ、疲労物
質や老廃物の排出にも効果がるといわれています。黒糖と同じくミネラルも豊富で、
免疫力のアップやレモンの5〜6倍ある梅に含まれるクエン酸には疲労物質である乳
酸の分解を助ける効果があり美容にも効果をもたらすそうですよ。
さらにアルカリ性食品なのでシミやシワの原因である酸化を抑制してくれる、美肌と
病気予防の強い味方なのです!
冷房の効いた室内の寒さと外の暑さで夏バテしそうなときは病院や薬局へ駆け込む前に
台所から手当てをするー。先人たちが生活の知恵で行ってきたことをもう一度振り返る
ことが今改めて必要とされているように思います。
一歩そとに出れば自動販売機もコンビニもありますが、やはり手作りの方が安心で愛情
いっぱいです。
梅干しの酸味と黒糖がもたらす程よい甘辛さが身体をスッキリさせてくれますよ。
作って3日はもちますので、家庭でできる夏のオリジナル栄養ドリンクとして黒糖梅
水、ストックしてみてはいかがでしょうか。